猫好きにはたまらない映画です。
実話なんだそうです。

麻薬中毒で、路上で歌ってその日暮らしをしていたジェームスが、猫のボブと出会い、立ち直り、作家になるまでのストーリー。原作は、イギリスでベストセラーになったノンフィクション本『ボブという名のストリート・キャット』。作者のジェームス・ボーエンの自叙伝です。

映画に出演している猫は、ほとんどの場面で本物のボブだそうです。
人懐こくて、本当にかわいい。
猫の魅力が存分に味わえる映画です。癒されますねー!

ロンドンの街が舞台です。私の好きな場面ベスト5、勝手ながら順位付けさせていただきました。

1位 ボブと一緒にダブルデッカー(↑の画像)
2位 ボブと一緒に自転車
3位 ボブと一緒にコペンガーデンで歌う
4位 ボブと一緒に本屋さんで本の発表会&サイン会
5位 ボブはいないけど、ベティと一緒に川沿いでワインを飲む

結局、猫のボブがジェームスに何をしたかというと、ただ一緒にいただけなんですよ。猫ってそんな感じですよね。犬のように何か芸ができるわけでもないし。
「ただ一緒にいてくれる」何でもないことのようだけど、とても温かいですね。
ボブが一緒にいてくれたおかげで、ジェームスに色々な人とのつながりが出来ていきます。人とつながっていくことって、とても大切ですね。人生何が起こるかわかりませんね。

背景にあるもの、色々気になることも多い映画ですが(ジェームスの親がひどいな、とか、イギリスの麻薬問題とか、社会制度とか)、とても温かないい映画でした。

私も猫を飼っているのですが、うちの子も茶トラなんです。
映画の中でジェームスの歌を聴いていたおばさんが、「茶トラの猫は最高の友になるわ。人間以上にね」と言っているのを聞いて、ソファーで私の隣で丸まっていたうちの子を、ぎゅーって抱きしめたら嫌がって逃げていきました・・・つれないな。ねこのそういう感じも可愛いんですけどね。

この映画を見てますます猫が好きになりました!
あとロンドンの街もやっぱり素敵だな。遊びに行きたくなりました。

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